Voice
~保護者の皆さまからのお便り~キッズプラスに通われているお子さんたちの、
保護者の皆さまの声をお届けします。
この春小学一年になった女の子の母です。
ほかにも兄弟がおり。三児の母をしています。
娘は、一歳半検診で言葉の遅れを指摘され二歳から療育に通っています。
保健センターから配布されている療育機関の一覧を見て、かたっぱしから電話し、調べては足を運んできました。
キッズプラスには紹介で出会い、2017年12月から通い始めました。第一印象は、明るくかわいい施設。そして、なんといっても明るい先生方にこちらまで元気になりました。
音楽、体幹、料理、制作など、幅広い体験は子どもの興味をひく充実した内容です。
作って持って帰って来たものを子供が得意げにみせてくれるので、作品を家にかざり、家族の会話のもとにもなりました。
その日の様子をお帳面に詳しく書いてくださり、さらに、送迎の時に「こんなことができましたよ。」「とてもかわいいです。」と愛情たっぷりに接してくださることが伝わり安心感とともに、わが子ってすごいんだ!そんなことができるんだ!など、発見することができました。
保育園や小学校のような集団生活では、できないことを指摘される部分があり、親子ともども自信を無くす機会が多いのですが、少人数のスモールステップでわが子を見てくださる先生方に認められることが励みになりました。
これまでは、親や家族がこの子を守っていかなければいけないんだという気持ちが強く、がむしゃらでしたが、先生方が親身にかかわってくださるので、自分たちだけで頑張らなくてもいいんだ、何かあれば、キッズプラスに相談しようという気持ちになりました。それからはずいぶん心も楽になり、子どもの行動を、少し観察してから接したり、一緒に楽しんだりする時間が増えました。
子どもの自尊感情を高め、自信をもって他者とかかわれることが今後の成長に必要だということに気づきました。これからも愛情たっぷりに育て、できないことはフォローし、子どもの可能性を広げていきたいと思います。
就学したため、キッズプラスは卒業してしまいましたが、進学した小学校に面談をしてくださったり、私の相談に乗ってくださったりしています。
あたたかい先生方のいるキッズプラスにこれから先何十年もわが子とかかわっていただきたいです。
息子は自閉症スペクトラムという障がいを持っています。
はじめは、療育は専門家に任せるものだと思っていたので、すぐ言語・作業療法の療育施設に通いました。しかし2-3か月経つうち、発達障害といってもひとりひとり全然違うと気づき、息子個人の特性と本当に向き合えるのは親しかいないとの結論に達し、息子には家庭療育をメインに実施していくことを決めました。
しかし、家庭療育は”楽しく“が理想とわかっていてもそう簡単なことではなく、親子ともにストレスが溜まってなかなかうまくいきませんでした。息子は保育園にも通っていますが、比較的団体行動を重視する園ということもあり、自宅でも保育園でも好きに行動できない息子に、第3の居場所が必要だと思った頃、ちょうどキッズプラスが開設されました。
キッズプラスを見学したとき、先生方がとてもオープンで明るく、まず親の私が居心地よくリラックスできる場と感じました。そして、こんな楽しい先生方と接して、たくさん笑うこと自体が息子にとってプラスになると思ったこと、じっと話をきけないため習い事が難しい息子に、お料理やアートのいろんな経験を数多くさせてあげられると思ったことから、すぐ入所を決めました。
先生方とはすぐに打ち解けた息子でしたが、興味の範囲の狭さから、活動にはなかなか参加しようとしませんでした。でも先生方は一貫してニュートラルな態度で根気よく待ってくださり、半年ほどすると自然に参加できるようになりました。親には半年も待てませんし、大人数の保育園でもなく、少人数で自由にできる環境を作ってくださったからこそやってみようという気持ちが育ったのだと思います。最近はうちでもはさみやのりを使って工作しようとするまでになりました。以前には全く考えられなかったことです。
キッズプラスは、先生方がほんとうに子供ひとりひとりを深く観察してくださいます。親とは違う視点から、全然気づかなかったことを指摘いただけることもしばしば。また、親の考えは大切にしつつ、でもまずは子供たちにとってどうすればいちばんいいかを真剣に考えてくださいます。ひょっとすると、親の意見に必ずしも賛同してもらえない可能性もありますが、私はその方がいいと思っています。本当に子供のことを思えば、いろんな視点やご経験からのご意見は大変貴重でありがたいです。
息子はキッズプラスに行くのをとても楽しみにしていますし、おかげさまで家庭療育も軌道に乗りつつあり、息子は言葉も増え、行動も落ち着いてきました。家庭療育は継続していきますが、社会性や興味を広げることは親には難しいです。その貴重な機会を得られる場所として、息子の居心地のよい楽しい場所として、地域のお友達との交流場所として、親の気楽な相談場所として、今後もお世話になっていくつもりです。
おやつの調理、ダイナミックな絵の具遊び、遠足にと家庭では出来ない体験をさせてもらい、興味の幅が広がってきました(一例として、食のレパートリーが増えたのも、偏食がちな娘にとってはうれしい変化でした)。
スタッフの方々は、長い目で見たときにその子一人一人にとってどうか?という視点でママに寄り添って共に考えてくださります。そのため、単に目先の困り事の解消ということにとどまらず、子どもをどう育てようか或いはどう育ってほしいかを考える上での私の大事な気づきにもなっています。