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SAKU MAMA

元気に活躍する
輝くママたちに
インタビューします

MAMA INTERVIEW

山口沙弥佳さん
つくりびと 大阪版食べる通信 編集長

> 自分の本当にしたい事って何だろう?
大学卒業後、米系証券会社の法人営業で昼夜問わず働いていました。第一子妊娠中に会社が倒産。戻る場所がなくなり、そのまま専業主婦で2年ほど過ごしました。悔いの残った金融業界に戻りたくて、第二子出産後、保険の仕事に就いたものの、改めて、母となった今の自分が、本当にしたいことって何だろう?とずっと考えていました。
> 衝撃的な娘のことば
そんなあるとき、子どもたちに本物の出汁というものを見せたいと思って、初めて硬い鰹節を削り、出汁をとったことがありました。しかし立ち上った湯気の香りに気づいた長女の第一声が「くっさ~!何このにおい!」。衝撃を受けました。日本で育った日本人の娘が出汁をくさいと言うなんて!それは親としての私の反省でもありましたが、今の子どもたちが本物に触れる機会が少なくなりがちなことに気がつき、身体と心を作る食の大切さを伝えていきたい、そう思うようになりました。
> 食べる通信との出逢い
まずは子どもの料理教室を始めようと準備していましたが、プレレッスンを数回開催するうちに、食べ物自体を作っている現場をもっとリアルに子どもたちに伝えたいと思うようになりました。そんな中、証券会社時代の先輩が「四国食べる通信」という食べ物付きの情報誌を作っていることを思い出し、これが大阪にあれば自分の理想とすることが実現できるかも!と、動き出しました。食べ物の表側に現れない、作り手の想いを知り、食べる人と作る人をリアルに繋げるというコンセプトに惹かれました。
> 天下の台所復活プロジェクト!
大阪の食べる通信「つくりびと」は情報誌+えほん+大阪もんの特選食材(情報誌で特集した食材)をご家庭にお届けしています。創刊号は泉州の水なす、2号目は南河内のフルーツを特集しました。そして毎号、つくり手と交流できるイベントを企画しています。例えば創刊号では、水なす農家を訪ねたり、バーベキューをしたり、産地の奥さんのお料理教室を読者向けに開催したりしました。「つくりびと」を通して、様々な大阪のつくり手や、つくり手の想いの詰まった食べ物に触れた子どもたちが成長した頃には、彼らの食べ物に対する価値観が変わっていくと思います。食に対してのプライドを持つ子どもたちが「天下の台所、大阪出身やで!」と、胸を張って言うのを見るのが私の夢です。これを「天下の台所復活プロジェクト」と勝手に命名しています。
> 勇気を出して動いてみてほしい!
金融畑出身の私は、食に関しても、編集という仕事に関しても全く人脈も知識もない状態からのスタートでした。でも半年後、多くの仲間と出会い、支えられ、想いを形にすることが出来ています。やる!と決めて走り続けると、必ず出会いがあり、人の出会いは自分の考えを高め、知らない世界がどんどん広がっていくことを実感しています。母が使命を感じて生きる背中を子どもたちにも見せられたらいいなと思っています。つくりびとえほんの内容は子どもたちが相談によく乗ってくれますし(笑)人生一度きり、一人でも多くの方に幸せを届けられるよう頑張っていきたいです。

山口沙弥佳さんつくりびと 大阪版食べる通信 編集長

2016年 5月創刊のつくりびと 大阪版食べる通信の編集長。3児のママ

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